人生であるかないかの新築住宅を計画している方にとって、どういった流れで購入できるのか気になる方も多いのではないでしょうか。住宅の購入は、ただ理想を伝えて実現するだけではありません。出来上がった後もやるべきことが残っています。
この記事では、新築住宅を購入した際に完成するまでの流れと、かかる期間についてご説明します。
まずは理想の住宅を計画する
住宅の購入をする前に、まずはどのような住宅にしたいのかを計画しましょう。ただ理想を詰め込むのではなく、どのような住宅をどこに建て、生活動線をどうするかまで細かく決める必要があります。
新築を購入する方の多くは、1人ではなく家族や知人と一緒に住んでいます。一緒に住む相手のライフスタイルにも考慮し、どういった間取りにするのかを考えていきます。住宅の計画は細かく決めていくこともあり、3か月ほどの時間がかかります。
住みたい立地条件を考える
新築住宅を建てるためには、建てるための土地の購入が必須です。安い土地を適当に購入するのではなく、生活するうえで欠かせない公共施設や、交通の利便性などが良い土地を探してみましょう。
一般的に考えられる良い立地条件は、以下の通りです。
- 最寄り駅までにかかる時間
- 通勤・通学時間
- 周辺に教育施設があるか
- 医療福祉施設の充実
- 商業施設の有無
- 価格相場
住宅を購入した際は子どもがいなかった場合でも、将来的に子どもをつくる予定であれば通学についても考慮しなければなりません。また、さらに10年後、20年後の未来を考えて付近に病院などがある方が望ましいでしょう。
資金計画を立てる
住宅と土地を購入するために支払える予算を計画しましょう。資金計画をしっかり作っておくことで、いざ購入する際に予算をオーバーするといったトラブルを避けることができます。現在ある貯蓄額と自己資金、無理なく返済できる程度の借入金額を把握しましょう。
注意しなければならないのが、ここでかかる費用が新築を購入するための資金だけではなく、引っ越し後の家具などの費用を考慮することです。綺麗な住宅ができたのに、家具がひとつも買えない状況にならないように、予め細かい予算設定をしておくことをオススメします。
土地を探して購入する
住宅の計画が完了したら、次は建てるための土地を探していきます。住みたいエリアから、比較的安い土地やイメージに合った場所を探します。探す際は地域の不動産会社に相談すると、効率よく空いている土地を知ることができます。
土地はすべて条件が異なり、理想的な土地が簡単に見つかるとは限りません。およそ半年ほど探しても見つからないこともあります。しかし、土地探しを妥協したり諦めたりせず、理想に合った土地ができるまで待つのもひとつの手です。
また、土地の条件が悪くても、選択の幅を広げて希望の土地を見てみるのも良いでしょう。
土地を見つけたら施工会社を探す
住みたいエリアや土地を見つけたら、ハウスメーカーや工務店を探します。ハウスメーカーで張れば安定した品質や、施工のプロによる安心できる住宅づくりを任せられます。工務店であれば、地域密着型で細かい要望にしっかり応えてくれるといったメリットがあります。
自分のイメージする住宅を建ててくれる施工会社にお願いしましょう。
敷地の調査を行う
理想の土地と施工会社を見つけたら、理想の住宅が実現できるかどうかを調査します。施工会社で依頼することもできるため、自ら動くことはあまりありません。敷地の調査では、法律で定められた範囲がどれくらいなのか、大きさや地盤の安定性を確認します。
土地によっては、理想の住宅が建てられないこともあるので、注意が必要です。
土地の購入と契約
土地の購入は、多くの場合紹介された不動産会社で契約します。ハウスメーカーによっては、土地の購入と住宅の注文を一緒にしてくれるところもあります。契約前にしっかり確認しておきましょう。
土地を購入する際は、重要事項の説明を聞き、問題なければ契約の段階にうつります。手付金を支払い、仲介手数料なども支払う可能性があるため、しっかりチェックしましょう。
住宅ローンと施工までの流れ
土地の購入が完了したら、次は新築の注文を行います。新築の注文は、最初に作成した住宅の計画が役立ちます。計画に沿った要望を伝え、その要望を現実にできるように施工会社が準備を進めていきます。
間取りの広さやリビング、和室、書斎などの配置などを細かく決めて納得がいけば注文の段階に入ります。ここで入念なチェックが入るため、およそ10ヶ月程度時間を有します。住宅ローンを組んだら、後は施工してもらい完成を待つだけです。待っている間に近隣住民への挨拶や、必要な手続きを行いましょう。大規模な工事を行うと1年ほどの時間が必要となります。
入居後の流れ
工事が完了したら、完成立会いで建物をチェックします。このときに、床に傷がないか、備え付けのクローゼットなどに不備が無いかなどを入念に確認しましょう。建築基準法による完了検査にあたるため、なにか気付いたら小さなことでも伝えるべきです。
この後は、定期点検や無料補償期間内に不備があれば連絡をするなど、アフターメンテナンスを行います。
まとめ
新築住宅を購入するまで長い期間が必要です。しかし、住宅について考えている時間や土地を探している時間は、理想を叶えるための第一歩と言えるでしょう。入居後もアフターサービスや定期点検があるので、日付の確認などを怠らないようにしてください。
「有限会社新和建設」は、木造住宅を得意とした新築住宅の建築を行っています。日本の気候に適した木造住宅は、解体してもゴミが残らないエコな観点からも人気の建築です。新築住宅でお悩みの方は一度お気軽にご相談ください。